人間はなぜ生きているのでしょうか。
考えはじめますと、きりがありません。
いのちを存続させつないでいこうとする、
その欲望自体が悩みの種となってしまう。
人間は、何とも厄介な生き物です。
人間が生きること」のすべての苦しみは、
この問いに始まっていると言っても
過言ではないでしょう。
ではこの問いに答えはあるのでしょうか。
簡単に言えば、
ひと言で答えられるような答えは
見つからないと思います。
人間はその答えを探しに
生まれてきたとしか、
言いようがないのです。
しかし一朝一夕に答えが出なくとも、
なぜ生きるのかと悩み、
生きる目的を考える力こそが、
人間の素晴らしさでありましょう。
今現在を苦難のうちに歩まれている方は、
「そんな言葉では救われない!」
と思われるかもしれません。
しかし答えを急がず、
「生きる」ことの意味をともに
考えてまいりましょう。